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腰痛対策のマットレス 選び方

 

腰痛対策マットレスの選び方

腰痛、肩こり、不眠症……などで多くの方がお悩みです。
特に腰痛は、国民病ともいわれるほど多くの方が経験されています。
腰痛でお悩みの方がどれほどいらっしゃるかご存知ですか? 腰痛人口は、約2800万人ともいわれており、その数は平成29年5月現在の総人口数1億2673万人を考えると約4.5人に1人となり相当な数と考えられます。

しかし、残念なことに腰痛の約85%は原因不明ともいわれており、原因の多くが解明されていないのが現状です。原因として考えられる主な要因は、日常生活の些細な姿勢負担であったり、身体的疲労やストレスなどの不特定要素が重なった場合に、腰痛になると考えられています。そして、日常生活の些細な姿勢負担の中に、睡眠中での寝姿勢負担も要因としてあげられます。というのも睡眠時間は、日常習慣の中でも特に長時間になり、ご自身の身体にあったマットレスや敷き布団で眠っていないと、(毎日の長時間の睡眠中に)知らず知らずの内に姿勢負担が増え、結果、腰痛などの痛みに繋がる事があります。

この章では、そんな厄介な腰痛に対して、少しでも良い、また改善サポートに繋げるための【腰痛対策マットレスの選び方】のお話を中心にまとめました。

腰痛対策のマットレス【題別】

腰痛対策マットレスって?

Q.そもそもの話ですが、マットレスの役割とは?
  A.寝姿勢を負担の少ない常態で安定させる為にあります。
 
例えば、仰臥位で寝た場合、姿勢形状によっては腰や膝裏が浮いてしまい、過度に圧力のかかる部位や、姿勢負担により痛みなどに繋がってきます。
圧力の偏りで言うと男女間でもこの偏りは異なり、女性では特に仙骨(お尻)辺りが、男性では肩甲骨辺りが強く偏り、その付近に負担が出やすくなります。
マットレスは主に胸椎~踵骨(しょうこつ)にかけての寝姿勢を安定させてくれます。(頸椎~後頭部にかけて寝姿勢を安定させてくれるのは主に枕の役割になるので、人間の身体全体を支えるには枕とマットレスが必要となってきます。枕が大事か?マットレスが大事か?と言う話が不毛なのは、そもそも役割が異なるからです。詳しくは>>

ところで、成人の平均睡眠時間はどれくらいなのでしょうか?
およそ、6~8時間といわれていますが、もし自分の身体に合っていないマットレスを選んでしまっていた場合、毎晩6~8時間もの長時間、知らず知らずのうちに腰などの身体の部位に大きな負担をかけてしまっていることになるので、腰痛の原因になりやすいのです。

腰や身体への負担を軽減できるマットレスが理想

腰や身体への負担を軽減できる事が理想


 
それでは、どのようなマットレスを選べば【腰痛対策マットレス】になるのか?

結論からいいますと
人体に負担をかけない姿勢で眠る事が、【腰痛対策マットレス】になります。

では、人体に負担をかけない姿勢で眠るとは?どのような状態になるのでしょうか?
答えは寝姿勢を負担の少ない状態で安定させる事にあります。そして負担の少ない寝姿勢とは「体節の配列を整えた姿勢」であり、身体のアライメントを整えた状態(姿勢負担を軽減させるように、身体のポイントを整えた姿勢)で寝るということが、結果として姿勢負担の軽減が期待でき、結果として【腰痛対策マットレス】の理想形になります。

(細かく言うと少し異なりますが)例えば、仰臥位の場合、理想的な寝姿勢である【至適睡眠姿勢】を保てる様(背骨が無理なく自然に安定する様)なマットレスが理想。と理解いただいて基本的には問題ありません。
(*)理想的な寝姿勢について>>

マットレスでの理想的な寝姿勢


体節の配列を整えるポイントは
立位姿勢では主に

・耳垂(じすい) … 耳たぶのこと
・肩峰(肩峰)  … 肩甲骨の一番出ている部位。
・大転子(だいてんし)…骨盤内に位置する股関節
・膝関節(しつかんせつ)…膝にある関節のこと
・外踝(がいか) … 足の外側にあるくるぶしのこと

腰痛に良いマットレスとは
睡眠時に体節の配列を整えた状態で眠ることができ、身体にとって最も負担が少なくなるような寝姿勢を保てるマットレスが、【腰痛対策マットレス】と言えます。

(*)理想的な寝姿勢について


ネット情報や寝具販売店の方でも、まっすぐに立ったときの姿勢(自然立位)を、そのまま寝かせた姿勢が、無理のない寝姿勢で理想的と言われる事がよくあります。

実は、これ間違った情報なんです!
だいたい立位姿勢と臥位ではバランスが異なります。
基本的に、立位に比べ仰臥位では、矢状面(身体を横から見た)バランスがゼロバランスに近づき安定性は増します。しかしだからといって、「立った姿勢をそのまま寝かせた状態が理想」というのは
少し無理やり過ぎです。

理想的な寝姿勢とは、あくまで身体への負担を軽減させ寝かせた状態で、身体に負担がかかりにくい睡眠姿勢の事を言います。先程の立位の場合では、耳垂(じすい。耳たぶのこと)、肩峰(けんぽう)、大転子(だいてんし)、膝関節(しつかんせつ)の全面(膝蓋骨後面)、外踝(がいか)のポイントを結んだ状態【安静立位】が、姿勢負担を軽減させ理想的になり、ただ単にまっすぐ立った状態(自然立位)とは異なります。

睡眠時でもこれと同じ様に、ただ単に横に寝かせた状態ではなく、姿勢負担を軽減できるような状態で寝かせる事が理想的になります。(*)個人差もありややこしくなりますが、あくまで寝ていて姿勢負担を少なくできる様な寝姿勢にする為に、体節の配列を整えた状態で寝かせる事が【理想的な寝姿勢】として大事、という事です。
 
ですので、簡単なイメージでまとめると
理想的な寝姿勢=身体に負担の少ない姿勢で寝かせる=至適睡眠姿勢
となります。

自然立位と安静立位は異なる


立位姿勢でも先のまっすぐに自然に立った状態は(自然立位)となり、姿勢負担の少ない安静立位とは、異なってくるのです。そもそも姿勢知識を持たず、混同して考えると、「立っている状態を寝かせた状態が良いんでしょ?」となり、無理が出てきます。あくまで、身体の負担を軽減するように姿勢を整えた状態で、【睡眠姿勢を理想的な状態でキープ】が良い状態になります。(*)立った姿勢をそのまま寝かせても、理想的な寝姿勢にはなりません。これは寝具専門店と言われる所でも、よく間違えて書かれていることが多いので注意が必要です。

混同して考えている場合が多いのですが、安静立位は自然立位と異なります。自然立位と睡眠姿勢も異なります。姿勢負担を出来るだけかけずに、キープしなければ、理想的な寝姿勢とはいえません。
(*)混同されて考えている場合が多いので、新素材が出たら新素材を理想的な寝姿勢が取れると言って、宣伝しますが、自然立位を、ただ寝かせるだけの状態になっており、(どんな商品にでも流用でき)身体が痛い方が使うとあまり効果が無かったりします。

姿勢負担は、少しのバランスが偏るだけで増加したり軽減したりする非常にデリケートなものです。ですので、腰痛・肩こり、不眠症などでマットレスをご検討の方は、身体への負担が軽減できるような【理想的な寝姿勢を保つ必要がある】ので、できれば姿勢知識を持つ専門家のアドバイスを受けながらマットレスを購入されることが、一番の近道であると言えます。

少し突っ込んだ話をすると、理想的な寝姿勢の判断基準として、頸椎7番(C7)から床に平行に線を引く「C7水平線」という基準ラインがあり、この基準ラインを目安に枕・マットレスでバランスを整えて、理想的な寝姿勢である「至適睡眠姿勢」に整えていく必要があります。(*)同時に寝返りなどを考慮した、動的・静的 睡眠姿勢を考えなくてはいけません。

補足にはなりますが、立位姿勢時での矢状面バランス(背骨全体と骨盤・下肢の位置関係を評価する指標)は、基本的にマイナスバランス(下肢より背骨が後ろにある状態)になるものが、仰臥姿勢になると立位姿勢よりゼロバランス(下肢と背骨が一致する状態)に近づきます。ですので、立位よりも仰臥位の方が負担が掛かりにくくなるのですが、これをもって自然立位をそのまま寝かせた状態が、「理想的な寝姿勢」だ!というのは少しめちゃくちゃな話です。

寝返りについて


静的・動的睡眠姿勢を考慮した寝返りのしやすさも大切になります。ただこの寝返りのしやすさと言うのも、意識のある状態と、睡眠などの無意識下では力の掛け方も変化し、またもともとの筋肉量や柔軟性も個人により異なるので、基本的にその方にとって過度な力が必要ではない限り、そこそこスムーズに行える事が重要です。

最近で言うと、低反発は寝返りがしにくいから高反発だ!!という表現もありますが、これは極端に柔らかいもの(低反発)と、極端に硬いもの(高反発)を比べているだけで、極論の二択です。やはり、ある程度の中庸が必要になります。

また寝返りだけを判断基準で選ぶと、(基本的には)硬めのもの・高反発素材が沈み込みが少なく寝返りしやすくなるので、良いように感じます。しかし、硬いと側臥位での寝姿勢のバランスが特に崩れやすく、肩口や背中辺りに、痛みが生じやすくなりますので、寝返りだけを判断基準で選ばないようにしてください

寝返りはしやすさが大切になります。が
寝姿勢バランスを考慮した上での話になります

自然立位をそのまま寝かせても、理想的な寝姿勢にはならない

自然に立った【自然立位】をそのまま寝かせても
【理想的な寝姿勢】にはなりませんので
注意が必要です。

マットレス 素材の選び方について

現在、市販されているマットレスの素材は様々です。
 
スプリングの有無や、ウレタンフォーム・新素材などが主流となっていますが、大半は低反発や高反発を追求したものになり、寝心地や特徴はそれぞれ大きく違ってきます。
例えば、低反発はやや柔らかめで沈んで包み込むような優しさがあります。一方、高反発は低反発ほどは沈まず、やや硬めの寝心地でしっかりと体を支えてくれます。

極論をいえば身体に痛みの無い方にとっては、ご自身の好みとピタリと合う素材を選べば気持ちのいいマットレスになります。しかし、腰痛(肩こり)等の方の場合では、基本的に高反発や低反発などの素材よりも先に、身体への姿勢負担の軽減を考えなければ、「売り場では気持ち良かったけど、実際に使ってみると・・・」という状態になります。

 
「理想の寝姿勢(人体に一番負担をかけない姿勢)」にも書きましたが、眠っている間に身体に一番負担をかけないマットレスが【腰痛対策のマットレス】として理想のマットレスになります。(重要なので繰り返しますが)それは体節の配列を整えた状態である【安静立位】を寝かせた様な状態でキープし、身体への負担が軽減できるような寝姿勢で眠り続ける事ができるものが、【腰痛対策のマットレス】として理想的なマットレスになります。

腰痛対策の場合、身体への負担軽減を考える事がまず先ですので、マットレスの素材と言うのは、(腰痛の方の場合)実はあまり過度に心配しなくてもいいのです。素材にこだわるくらいなら、ご自身の身体状態を一度調べ、その姿勢負担を軽減できる様にする方が、よほど【腰痛対策】になります。

基本的には、身体に痛みの無い約6割の方はどのような状態でも眠れますのでその方の場合にはお好みの素材で問題ありませんが、身体に痛みのある方や、腰痛の方の場合には、姿勢負担の軽減をまず最初に考えなくてはいけなくなり、素材は二の次になります。

腰痛に良いマットレスをお探しの場合は、まず、ご自身のお身体や姿勢の測定をおススメします。ですので姿勢知識があり、姿勢と体圧分散などを客観的に測定できる測定機がある専門店をお探し下さい。腰痛などでマットレスをお探しの場合には、素材を調べるよりも、ご自身のお身体を調べて、その対策をする方が、よっぽど腰痛対策には効果的なります。

腰痛対策のマットレスに、素材は関係ない

腰痛対策に良いマットレスをお探しの場合は、素材よりも、お身体への負担軽減を考える方が大切になるので、高反発や低反発などの素材はあまり気にしなくても良い

逆に元々、身体に痛みの無い方の場合は、お好みの感触や素材(高・低反発)で寝ても特に問題は無い。

マットレスの硬さについて

マットレスは素材によって柔らかかったり硬かったりします。
主な特徴は、

柔らかいマットレス】
 身体が沈みやすく、優しく包まれているような感覚があり
 感触は気持ち良いものの、寝返りが過度に少なくなる。
 (*)主に低反発がこれにあたる
 
硬いマットレス】
 身体に支えが効くので、短時間は伸びたようになり気持ち良いが
 過度に圧力負担が増えるため。寝返りが過度に多くなる。
 (*)主に高反発がこれにあたる
 
ご自身の体型や姿勢の状態で柔らかい方が、あるいは硬い方が気持ちいいと感じることがあるでしょう。
しかし、単純に柔らかさや硬さだけでマットレスを選んでしまうと、大失敗のもとになります。
これも先の、腰痛対策マットレスの場合、素材はあまり関係ないという話と繋がりますが、硬かろうが柔らかかろうが、メリット・デメリットは異なり、どちらが良い・悪いの話ではありません。

あくまで腰痛対策でのマットレスは、結局マットレス自体がご自身の身体に負担をかけるかかけないかで決まります。ですので、素材や硬さなどは結局、二の次になるのです。

マットレスの硬さはあまり関係ない


そもそも市販品のマットレスが身体に合わない原因で考えられるのが、寝姿勢を崩してしまい身体への負担が増加する事が考えられます。

腰痛の方の場合、負担の軽減を考えなくてはいけないので、高反発や低反発など素材はあまり関係なく、それよりも身体への負担軽減を先に考える必要があるのです。

腰痛などの身体の痛み問題でお困りなら、硬さ柔らかさに目を奪われず、ご自身の「姿勢の歪み」と「安静立位姿勢」との差を考えた上で、理想的な寝姿勢を整えられるマットレスを選んでいかなければ、腰痛対策のマットレスには効果的ではありません。

【補足】
(高反発マットレスが腰痛対策にダメな理由>>)をご覧下さい

腰痛対策マットレスに、感触はあまり関係ない!
素材も含めて、硬さ柔らかさなど
実は、腰痛対策には
あまり関係なかったりします

腰痛には、マットレスでもオーダーメイドが効果的

オーダーメイドのマットレスは、市販されているマットレスと何が違うのでしょうか?
答えは単純明快ですが、ご自身の身体に合わせて作る、という点が大きく異なります。

そして、この【ご自身の身体に合わせて作る】というところが腰痛などでお悩みの場合には大きなポイントとなります。
人の身体には凹凸があり、肩、胸、腰などその凹凸の仕方は人それぞれ違います。マットレスが身体に合っていないと、そうした部位に負担がかかり、寝姿勢が崩れてしまいます。その結果、姿勢負担となり腰痛の原因となってしまいます。

オーダーメイドのマットレスは、そうした個人の凹凸にマットレスがフィットし、部位にかかりがちな姿勢負担を軽減させてくれるので、姿勢負担が少なくなり【体節の配列が整えられやすく】理想的な状態で眠ることができ、腰痛対策に繋がるのです。(理想的な寝姿勢について>>)

ただ、オーダーメイドマットレスはどうしても、身体に合わせて作ると言うハンドメイド要素が強い為、結果として品質差がうまれてしまいます。というのも単に身体の凹凸のみに目を向けて、そこに合わせるだけで作られてしまうと、(姿勢負担が残り)腰痛対策には、少し役不足になります。理屈的には、オーダー枕と同じ理屈で品質差がうまれますので、詳しくは(オーダーメイド枕の品質差について>>)をご覧下さい。

腰痛対策マットレスでは、オーダーメイドが確実

腰痛対策にオーダーメイドが効果的な理由


腰痛対策のマットレスで、オーダーメイドが理想的なのは、(身体の測定後に)身体に合う様に、素材や反発係数を変え、【その方に合わせて腰への負担や・姿勢負担を軽減出来るから】にあります。そして、その際に注目すべきなのは「姿勢」と「骨格のバランス」なのです。
 

枕やマットレスのオーダーメイドなど、身体に合わせて作った寝具は、「睡眠の質の改善」や「抗疲労回復効果」など、睡眠時に良い影響をもたらすとして、寝具界で始めてエビデンスが発表されました。(詳しくは>>)

 
この検証試験は、30歳以上、65歳以下の健常男女18名を対象に「睡眠」と「疲労」の両面から様々な検証を「疲労医学の専門医との共同」で行った結果、判明してきたことで2016年1月に各種メディアにも取り上げられました。
 
オーダーメイド枕やオーダーメイドマットレスは、ご自身の「姿勢の歪み」や「骨格バランス」を背面、および側面から測定し、その測定データをもとにご自身の身体に合わせて作製し、身体への負担を軽減させる為に、個人・個人に合わせて作製できるのが利点です。
腰痛などの原因の多くを占める「姿勢の歪み」などの不良姿勢と「安静立位姿勢」の差を考え・作成する事が出来るのは、オーダーメイドマットレスの最大の利点になります。ですので逆に、その「差」をきちんと調節できなければ、どんなマットレス(オーダーメイド枕)を作っても、腰痛などの改善緩和には繋がりにくくなります。
(*)ここでオーダーメイド寝具の品質差が生まれます
 
オーダーメイドとなると安価ではありませんので、気軽に決断できるものではないでしょうが、寝具においての腰痛対策という面では、現在ではこれ以上のものが存在しないのも事実で、一考の価値はあるかと思います。
ただそのときに気を付けたいのが、きちんとした姿勢知識を持ち、ご自身の身体の状態を客観的、かつ科学的にとらえた上でマットレスが作られているお店かどうか?を、判断し・探さなくてはいけません。

くどいようですが、オーダーメイド寝具(マットレスや枕)は、お店によって品質差ができます。

腰痛対策マットレスの選び方【まとめ】

腰痛対策マットレスとして購入を考えたい場合、注意した方がいいポイントは5つあります。
 

1寝姿勢を負担の少ない状態で安定させる
2柔らかさや硬さの好みだけで選ばない
3素材は、あまり関係ない
4低反発や高反発も、あまり関係ない
5腰痛対策に、オーダーメイドがやはり効果的

 
成人の平均睡眠時間はおよそ、6~8時間といわれており、腰痛の方はその長い睡眠時間中も腰に負担が大きくかかる姿勢で眠っている場合が考えられます。
この睡眠姿勢をマットレスによってサポートしてあげることが、腰痛の改善緩和サポートにつながっていくのです。
逆にもし自分の身体に合っていないマットレスを選んでしまっていた場合、毎晩6~8時間もの長時間、知らず知らずのうちに腰などの身体の部位に大きな負担をかけてしまって、腰痛の原因になってしまう事になります。

例えば、入眠姿勢が側臥位になっている方の場合、第三・四腰椎椎間板の内圧変化を見ると立位状態で100%とした場合、側臥位で75%、仰臥位で25%という変化値になり腰痛への寝相対策という観点で捉えると、仰臥位の方が負担が少なくなります。ただ、入眠姿勢が側臥位で眠る事が多い方の場合には、そもそも仰臥位では寝にくい・負担を感じる事が原因として考えられますので、仰臥位でも寝やすくなるマットレスを作成していく事が必要になってきます。
 
腰や身体への負担を軽減できる寝姿勢を維持できる様にすることが、腰痛対策のマットレスとして、一番理想的なのです。
「1.腰痛対策マットレスって?」でも書きましたが、理想的なマットレスを選ぶには、姿勢知識が必要であり、またその判断材料として、【姿勢の歪み】などを客観的に測定できる測定機がなければ、ご自身の身体によりマッチしたマットレスを選ぶことは難しくなります。ですので逆に、姿勢知識を持ち、姿勢測定がきちんとできる寝具専門店では、ご自身の身体によりマッチしたマットレスを選ぶことができやすくなります。
 
長々と書いており、ややこしい点もあると思いますので疑問点等あれば、お気軽にお問い合わせ下さい。

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